『エコノミークラス症候群とは?僕が一番簡単に説明する!』【前編】
理学療法士が、エコノミークラス症候群について書きました。
エコノミークラス症候群という言葉は誰もが一度は、耳にしたことがあると思います。
「エコノミークラス症候群とは何?!」と思われる方は、多いかと思います。
安心して下さい!ここでは、医学用語を一切使わない、
「一番わかりやすい、エコノミークラス症候群とは?」をお伝え出来たらと思います。
目次
あっ、ちなみに今は「エコノミークラス症候群」と言わず、2016年からは「ロングフライト症候群」と呼ばれるようになっています。
しかし、今回は聞き慣れている、「エコノミークラス症候群」でいきましょう。
実は私、身体の専門職である理学療法士の資格を持っていますので、自信を持ってお伝え出来ます!
どうして、飛行機内ではエコノミークラス症候群になりやすい?
さて、なぜ飛行機内ではエコノミークラス症候群になりやすいの?
と言いますと…
1、飛行機の座席空間が狭い。
2、飛行機内が乾燥している。(空の旅になるので高度が高く気圧が低く、より身体の水分が蒸発しやすい)
→それに伴い、身体が脱水傾向になり血液が「どろっ」と粘着性のある状態になります。
そして、飛行機内のような座った状態が長い時間続く環境にて、血管の中にて粘着性のある血液が溜まり(うっ血と言います)、血液の塊(血栓)が出来ます。
その血液の塊が、トイレ等で立ち上がった際に血液の流れに乗って運ばれ、肺にある血管に詰まること(肺塞栓症)で動機や呼吸困難等の症状が現れます。
これがエコノミークラス症候群。(肺塞栓症によって引き起こされる)
飛行機以外でも、エコノミークラス症候群になるの?
このエコノミークラス症候群は、飛行機搭乗中以外でも発症することはご存知でしょうか?
・新幹線
・長距離バス
・デスクワーク
・入院時
・車中泊 etc
そして、生活習慣や年齢、体型でも発症しやすいタイプがいます。
・喫煙者
・肥満気味
・妊娠中や出産直後の女性
・40歳以上の女性 (むくみ易くなっている為)
・糖尿病を患っている
・下肢静脈瘤をもっている etc
喫煙者は血管が収縮傾向であることや40歳以上の方は身体がむくみ易い傾向であることなど、それぞれ理由があります。
後編はエコノミー症候群の予防・診断されたらどうするの?を分りやすく書いてあります。
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